金融業界。今では世界の中心に存在する業界のように感じませんか。自分も実は保険業界にずっといたので、その中にいると違和感や不自然さは感じませんでしたが、武学に出会いその不自然さに氣付くことになりました。
それは金融業の成り立ちの歴史を見ると、自然とその不自然さに氣付けるのではないでしょうか。
金利ってヤバすぎない?
まずはお金の成り立ちについて。
お金とは元々、ものの媒介でした。
昔は、お金などない時の話。
例えばある人が魚をたくさんとってきました。そしてある人はお米をたくさんとりました。お魚をたくさんとった人はお米が欲しいと思いました。
お米をとれた人はお魚が欲しいと思いました。そしてお魚3匹とお米1袋を交換しました。
しかし、ある時お米がたくさんとれて、交換するために必要なお米を持ち運ぶのが大変になり、媒介になるものを生み出しました。当時はそれが貝殻など代わりになる物質をおいて、それをお米1袋分などとして認識していたかもしれません。
このように、何かの媒介としての存在がお金の始まりです。
しかし、そんなとき、金利という概念ができました。
お魚やお米の代わりの姿がお金だったはずです。
しかし、金利というのはお金が増えていくという概念。
お魚やお米は放っておくと、増えるのでしょうか?むしろ悪くなって価値が減っていくのではないでしょうか?
金利とは自然法則から逸脱した不自然の極みなのです。
金利が歪めた世界の末路
金利という不自然の産物が今のこの世界をどんどん歪めていくことになります。
本来、物質の媒介であるお金はこの地球の資源以上の価値にはなり得ないはずです。
しかし、金利という概念は地球の物質以上の価値を生み出すことにつながります。つまり金利が増えれば増えるほど、自然が破壊されていくことにつながりかねないということです。
そして、金利が生まれたことにより、地球上に大きな格差を生み出すことになりました。貧富の差は日に日に大きくなり、今では世界のトップ20%が世界の富の80%を所有するとまで言われるようになりました。
こんな不自然な世界をこのままにしておいて良いのでしょうか。真剣にそう思います。