現代では「思考」が重要だと認識されるケースが多く存在します。

本屋さんには「思考法」の本が並び、心理学や哲学などの学問を通して「考える」ことが重要だと言われて久しくなりました。

そんな中で「身体」の重要性は霞んでいきがちですが、実は身体の方が賢いかもしれない。

そんな仮説について深堀していきます。

身体に宿る38億年の叡智

身体にはDNAがあります。

DNAには先祖代々のデータが蓄えられていて、だからこそ親と子供は似てくるわけで、そこに情報が詰め込まれていることは明らかです。

そして、DNAを紐解いていくと生命誕生の起源に遡るはずです。

それはおよそ38億年前と言われていて、そこから脈々と受け継がれてきた「情報」がこの身体に宿っているわけです。

38億年分の情報量・・・

それがどれほどなのか、思考で理解するのは到底無理かもしれません。

しかし、確かにDNAにはその情報が組み込まれているということです。

そこを引き出そうというのが武学体術の基本コンセプトです。

身体に教えてもらう感覚

思考が身体をコントロールしている、と認識しているうちは身体の本当の可能性を拓くことは無理です。

では、あなたは自分の思考や意識で心臓を止めることができますか?

無理ですよね?

つまり、自分の思考や意識を超越したところ身体は存在しているということです。

まずは身体の方が賢いということを理解し直すのが近道です。

そうすれば、身体はあなたにいろいろなことを教えてくれるでしょう。

楽しいことには前のめりになるし、嫌なことからは後退りしたくなるはずです。

その身体の自然な感覚を思い出すことで、身体が教えてくれるという感覚が身についていきます。

そうすれば、相手から攻撃されにくい自分の身体の使い方や、逆に相手の悪意を引き出してしまう身体の使い方が分かってきます。

つまり、自分の在り方が全てであるという感覚を思い出すことができるのです。

これが武学体術の稽古の真髄なのです。