人間は誰しも内なる神を宿しています。

この世界が太極から陰陽に分かれたときに、創造主も2つに分離したのではないでしょうか。

それは目に見える自分と内なる精神世界の自分です。

その物質世界の創造主と精神世界の創造主を統合していくプロセスが人生なのかもしれません。

そんな内なる神との対話を通して考えれば、今の世界の宗教の問題点が見えてくるかもしれません。

内なる神とは

よく、インナーボイスと表現されますが、自分の内なる声はまさに精神世界の創造主である自分の声です。

その声が聞こえぬうちは、思考で世界を捉え、感覚が置き去りにされていきます。

思考で見る世界はまさに仮想現実そのものであり、自分が観たいように観える世界観に辿り着くのは困難です。

しかし、内なる神との対話を通じて世界を感じることができれば、自分の感覚や意図が世界にとって重要な要素であることが認識でき、さらには世界は自分で創るものであることが、感覚として理解できるようになるでしょう。

この領域が悟りの領域であり、酔八仙ではこの悟りの領域が基本であり最低レベルとなります。

そして、そんな悟りの状態を使って、それぞれの世界をより良く、より面白くしていくプロセスを通じて仙人を目指し、ひいては身魂磨きを行うシステムになっています。

神の言葉はたった1つ

どんな時だって、神の言葉は1つ。

その言葉に従えば、自分の人生に間違いなど起きないことがわかるでしょう。

迷うのは正しさを他に依存するからであり、宇宙の本質は「全て正しいし、全て間違っている」ということに他なりません。

疑えば、間違いになり、信じれば正しくなります。

今の世界の宗教は、神を外側に起きますから、必然的に正しさが他によってもたらされる世界観になり、自分の人生の正しさを求める状況になるのはごく当然です。

そういう世界も面白いかもしれませんが、自分の人生は100%自分で創れるし、コントロールできることを信じれば、そうなるんだという世界の方も、かなり面白いと思います。

酔八仙では人間1人1人がそれぞれ創造主である自覚を思い出し、自分の人生を100%自分で創り、そしてその歩んできた道を肯定し、最高の人生を歩んでいく人を1人でも多く増やしていきたいと考えています。

そして、それを対人稽古を通じて、常に審神者することで、自分の正しさを相手を通じて証明し続ける人が増えたら面白なと思っております。