武術の稽古はそのまま禮法=ゼロ化の稽古です。

最初は立った状態でのゼロ化の体現を稽古していきますが、上達してきたら今度はさまざまな状態でのゼロ化にチャレンジしていきます。

そこで武術の歩形を使った稽古が重要になります。

武術の歩形でのゼロ化

武術の歩形は大きく9段階あります。

いわゆる九大馬歩と呼ばれるもので、その9つの状態でゼロ化を体現していきます。

そこに手の形をつけるとより難易度は高まりますが、まずは足の形だけ稽古します。

呼吸をつけながら自分のゼロ化をキープしながら歩形をとっていくと、その動作の中で自分のゼロが切れやすくなる瞬間などの氣付きがあります。

それが今の自分の課題になるので自主稽古会などで練習すると良いでしょう。

特に、動作の最中で自分の軸が崩れやすくなるので、常に七要・七勢が切れないように注意する必要があります。

できれば対人で稽古するとエネルギーの乱れが認識しやすいのでおすすめです。

歩形とルフィニ終末の関係

いわゆる禮法によるゼロ化は実はルフィニ終末と言う身体の部位との関連が指摘されています。

ルフィニ終末に刺激を加えることで身体の電氣信号が整いやすくなる。

その認識があると歩形によっても同様に刺激を加えることができるようになるので、熟練していけばいくほど、歩形でどんどん覚醒していくことができると言うことです。

どんどんフォースが覚醒したゼロの状態が深まっていき、今度はその状態をキープしたまま動いたり型をやったり、対人でのエネルギーコントロールの稽古をしたりできるようになります。

そして、その状態を武器に伝播して稽古したりと五行錬功の稽古を通じてゼロを深めていく。

それが武学体術の稽古の本質です。