酔八仙之術でマスターしていく8人の仙人の1人、韓湘子(ハンソンチー)。

迎撃体術の仙人で、かなり実践的な稽古をしていきます。

そんな韓湘子の稽古法について詳しくみていきましょう。

酔八仙之術における八仙人の1人「韓湘子」

韓湘子(ハンソンチー)とは迎撃体術を司る仙人。

迎撃とはインターセプトのことであり、わかりやすい例で言えば、ブルース・リーの截拳道(ジークンドー)です。

さえぎる拳の道、という文字からも分かるように、相手の攻撃をさえぎり、自分の攻撃を当てる。

そう言った相対関係のエネルギーをコントロールする術理になります。

迎撃というと、迎え撃つというイメージになりますが、受け身ではなく後出しジャンケンのように、確実に相手に勝てるという究極の術です。

木火土金水の迎撃

酔八仙之術の稽古システムには五行の要素があります。

木は前後の迎撃、。

火は開閉の迎撃。

土は旋回の迎撃。

金は上から下の迎撃。

水は下から上の迎撃。

これをリズムの中で稽古していきます。

リズムというのは、相手が生み出しているビートを感じながら、自分がさらに細かいリズムを生み出すことで相手を包み込む感じ。

例えば、相手が8ビートのリズムで動いていたら、自分は16ビートのリズムを生み出して動くということ。

そうすることで、相手の8ビートの裏ビートをとり、そこで相手をコントロールすることができるようになります。

これは実際に稽古する中で、相手の裏をとる練習をすることで徐々に身についていきます。

身体が勝手に動くようになり、相手の攻撃に対して自然と迎撃ができるようになれば、韓湘子が身についてきていると言えるでしょう。