今では一万円札でお馴染みの福沢諭吉。

そんな福沢諭吉の学問のすゝめ。

実は学問をすすめてなかったかもしれません。

頭で学ぶことが学問ではない

一般的に学問と聞くと、何か本を読んだら知識を身につけることのようなイメージがあるかもしれません。

しかし、そういった意味での学問を福沢諭吉はすゝめてたわけではなさそうです。

学問とは学びを問うと書きます。

要するに学び方を探求すること。

それは常に活学であり、人生や世界をより良くするための実践が伴わなくては意味がありません。

つまり、頭で理解するのではなく、実際にやってみるという意味での活学のすゝめなのかもしれません。

経済という言葉を生み出した福沢諭吉

もともと日本には「経済」という言葉はありませんでした。

そんな中で福沢諭吉がヨーロッパへ行った時に海外の発展具合に驚いたということです。

その時に、なぜこんなに繁栄してるのか、そのヒントを探るべく現地の人に聞いた時に聞いた言葉が「エコノミー」という言葉。

それを日本語に翻訳する時に適当な言葉が見つからなかったので、淮南子という書物からある言葉を見つけてきます。

それが、

経世済民

人々を救い、世の中をより良くするという意味です。

ここから、経済という言葉が生まれました。