相手と分離する感覚が争いの元です。
相手が自分であれば攻撃しないはずです。
そう言った在り方を体現するのが酔八仙之術です。
相手を破壊しない力
相手を破壊する稽古は相手を破壊しない稽古につながります。
全ては目的が大事であり、稽古の本質を探究すれば、それは「大調和の体現」に行き着くはずです。
世界平和を体現する。
そんな感覚ですが、まずは相手を破壊できる技術をしっかりと身につけていく。
その技術があるから、相手を破壊しないこともできるという理屈です。
相手を破壊することができる技術がないのに、相手を護ることはできないのです。
そう言った意図を持って稽古を積むことで稽古の本質が見えてきます。
相手を護ることが自分を護ることに繋がる
争いの歴史が武学の基礎にあります。
相手を殺せば、相手から殺される。
そう言った闇の歴史から生まれたのが武学であり、相手を殺さず、自分も殺されない方法を編み出していったのです。
それが自他不敗の活学。
自分も負けないし相手も負けさせない。
相手を護ることで自分も護る。
相手を悪者にせず、相手といかに調和できるのか。
それを物理的な肉体でまずは体現できるようになる。そのための稽古が酔八仙の基礎であり、武術の基礎なのです。