「あぁ、やる氣が出ないなぁ」
そんな風に感じる日もあったりしますよね。
そんな「やる氣」に依存して行動を決めていたらいつまで経っても進めません。
この記事では知行合一のシンプルな生き方について触れていきます。
やる氣とは
今ではすっかり定着した「やる氣」という言葉。
しかし、昔の日本には存在しなかったかもしれません。
今ではかなり自由になり、満たされた世界に生きているので、行動をしなくても生きていける側面がありますが、昔はそうもいきません。
生きていく限り、必ず仕事をして、誰かの役に立つというのが当たり前であり、行動しないと生死に関わっていました。
なので、やる氣云々ではなく、やるかやらないかしかなかった。
その「やらない」という選択肢があり得ないので、「やる」というシンプルな行動システムでした。
しかし、今では多くの人が、やる氣とはモチベーションという概念が生まれてきた関係で、行動と「やる氣」や「モチベーション」を関連づけて認識し、そう言った洗脳の系の中に入ってしまっています。
しかし、その系から出れば、「やる氣」というのが人が作った概念であり、幻想であり、空想であることが分かるでしょう。
やる氣という概念がなくなれば、「やる」か「やらない」かしかなくなるのです。
知行合一というシンプルな生き方
いわゆる成功哲学をうたった自己啓発本やは世界にたくさん存在しますが、実際に自分が思っている成功を掴める人はごく少数です。
これは知識と行動に乖離があり、知ってるだけでやっていない人が多いことの証明でしょう。
そこでおすすめなのが、知行合一という生き方。
王陽明さんが提唱した考え方で、知識と行動は一体でなければならないという発想です。
この知行合一という生き方こそが、現代人には求められていて、逆にこの生き方ができれば、もっとシンプルにもっと豊かに生きられるのではないかと思います。
全ては自分の志に向かって、必要な行動のための知識であるという大前提があると、全てがシンプルになります。
志を体現するための行動。
そのために必要な知識を身につけて行動していく。
日常がよりシンプルに志に向かう。そんな生き方がおすすめです。