ミソギ・ムスビ・マツリ・ミノリ・イノリ
武学体術における五行錬功での5項目。
当てる字があるとすれば、
禊・結・祭・祈・実
でしょうか。
これをぐるぐる循環させること。
それが螺旋状の成長につながります。
五行錬功で回す螺旋状の成長
礼にはじまり、礼に終わる。
五行錬功では、
礼・禅・型・錬・劔
という5つの項目を回していき、
禊・結・祭・祈・実
を体現していきます。
つまり、
礼では禊を、
禅では結を、
型では祭を、
錬では祈を、
そして、
劔では実を体現します。
そして、実を体現したらまた礼に戻り、禊いで、ゼロに戻す。
つまり、ゼロにはじまり、より深いゼロを体現していく。それが成長ということです。
ゼロにはじまりゼロに終わる
ゼロに近づくのが成長?
そう、相手よりいかに弱くなれるのか、それを稽古するのが武術です。
今の世界では、相手よりも強くなろうとする稽古が雰囲氣として漂ってるのではないでしょうか?
相手よりも、お金をたくさん稼ぐ、
相手よりも、出世して権力を手に入れる、
相手よりも、良い大学に入って良い会社に入社する・・・
相手より強くなる世界では、競争がつきず、必ず勝つものと負けるものとが出てきます。
つまり、みんながハッピーになれる世界観ではないのです。
そういった世界観から出て、みんながハッピーになれる世界観を探究する。
それが、相手より弱くなり、相手を知ろうとするすることで調和を体現しようとする武学体術です。
ゼロに近づけば、より多くのものがゼロより大きいために感じられるようになります。
ゼロに近づくほど、無限に近づき、より多くの存在を感じ、そこに感謝できるようになります。
そういった世界を探究していきたいものです。