よく武術と格闘技などスポーツをごちゃ混ぜにして考えている方がいらっしゃいます。

しかし、武術とスポーツは全く違います。

言うなれば180度違うと言っても過言ではありません。

それでは一体どんな違いがあるのでしょうか。

そんな武術とスポーツの違いについて説明したレノンリー老師の動画を元に解説します。

武術とスポーツの違い

スポーツは「よーいドン!」で一氣に「バーン」とポテンシャルをあげることが求められる。

これは要するに武術とは真逆のことをやっています。

武術は逆にポテンシャルを上げない稽古。

オリンピック競技で言えば、ライフル競技やアーチェリーは武術に近いものがあります。

元々、弓というのは合戦では主力の武器でした。

刀はあまり使われていなかった。

そもそも、刀の使い方は西洋と東洋でも違ったり、流派があったり様々です。

しかし、アーチェリーと弓は昔からその使い方は変わっていません。

だから使えるんです。

心穏やかにポテンシャルを変えない在り方が武術の基本

弓は昔からその技術は変わりなく、心を穏やかにして的を正確に射抜くことができるかどうかです。

ところで、西洋のアーチェリーではすごい技術もあります。

走りながら打ったり、3本連続で打ったり、ジャンプしながら打ったりとか。

それも心穏やかに打てるかどうかで変わります。

という感じで、もし銃がなければ弓が一番強い。

弓を準備する前に斬られたらどうしようもありませんが、恐らくそういうことになるでしょう。

何が本当で何が嘘か実態を考えてみる

色々な武道やスポーツを学ぶことも大切ですが、それを本当だと思うのは危険です。

デフォルメされた世界の可能性もあります。

それは実態としては活用価値が低かったりします。

学ぶことが目的になり、人生に活用できなければ意味がありません。

その学習をしっかりと活用に価値を変換できる人であれば問題ありませんが、そうでなければ人生で何も使えないということをずっとやり続けてしまう危険性があります。

そうなるとやはりちゃんとした先生に学ぶ方が良いでしょう。

あるレベルに達した人にお金も時間も使って学ぶことで、圧倒的に自分の人生にとって有意義で価値のある体験となるはずです。

武術では本質である「心の穏やかさ」を習得できるので、人生における活用価値はかなり高いはずです。