よく悟りというと、深い山奥で「悟った」というようなイメージがあるかもしれません。

しかし、一度山里に降りてきて少し嫌なことがあったら、乱れてしまうかもしれません。

それだと真に活用できる悟りとは言い難いのが事実です。

日常の中でいかに悟るか

山奥で悟ったとしても、それが日常で崩れたら意味がありません。

だったら最初から日常の中で悟ったら良いのでは。そんな中で生み出されたのが禮法です。

禮法をすることで、即ゼロ化を体現し、相手との差がなくなり悟りの状態になります。

そして、それがスタートです。

悟りがら体現できたら後はそれをキープすること。

そして、その悟りを相手に伝播すること。そしてモノに伝播していくこと。

そんな高次元の稽古が武学の稽古法です。

それが身につくと、日常の中で悟るのが当たり前になってきます。だから即使うことができるのです。

激しいバイオレンスの中で悟る

日常で悟りが使えるようになってきても、なかなか厳しい負のエネルギーを受けるとまだ悟りが体現しづらかったりします。

そこで、稽古ではさらに負荷をあげて、バイオレンスの中で悟りを体現できる稽古をします。

そうすることで、より日常において悟りが体現しやすくなります。

そして、さらに磨かれた悟りに負荷を強めて、バイオレンス強度をあげて悟りの稽古をしていきます。

そうするといつの前にか達人の域に踏み入れているかもしれません。