神道には一靈四魂という考え方があります。

人間を4つの特性に分類し、その4つが統合されると直靈、要は元々の1つのエネルギーに戻るという考え方です。

そんな4つの特性について詳しく見ていきます!

一靈四魂の4つの特性を旅行で表すと

一靈四魂には、荒魂、和魂、幸魂、奇魂があり、それぞれの4つの特性は旅行で例えると分かりやすいです。

荒魂の人は、

行ったことのないところに行きたがります。少し危険な方がワクワクするかもしれません。スケジュールはもちろん、ぱんぱんです。

和魂の人は、

行ったことないところにはあまり行きたがらないです。旅行に行ってもスケジュールはあまり詰め込まずに、まったりするのが好きです。

幸魂の人は、

どこにいくかより、誰と行くかです。

好きな人とならどこでも楽しめますが、一度嫌いになると、その人といった思い出の場所も嫌いになります。

奇魂の人は、

どこに行くか、誰と行くか、ではなく、

そこに自分の興味のあるものがあるかどうかを重要視します。例えば時計が好きならそこに自分の時計に関わるものがあるかどうかを氣にします。

一靈四魂の4つを統合し直靈へ

人間には大きく分けて4つの特性があり、その間をバランス取りながら前に進んだり、後ろに行ったり、横に行ったり上に行ったり下に行ったりしてます。

要するにこれらのバランスが重要なのです。

そして、真にバランスが取れた状態を悟りの状態と呼び、まさに直靈の状態と言えます。

武学ではその状態をゼロ化と呼び、まずは稽古でゼロに戻る感覚を磨いていきます。