日本には八百万の神という発想があり、全てのものに神が宿るという考え方が割と浸透しています。

数年前に「トイレの神様」という曲がヒットしたように、そういった神々に対する考え方は日本人の精神性に深く関連しています。

そして日本には「神であることを思い出す仕組み」が数々存在します。

わたしが神であることを思い出す場所

まず最も有名なのが、神社ではないでしょうか?

鳥居をくぐり、そして本殿に行き参拝しますが、

これらは人間の生誕を表現していると言われています。

まず鳥居は女性のお股。

そして参道を通ってお宮に行きますが、これは産道から子宮を表現しているのだと。

そして、わたしが子宮の中で宇宙と一体であった時に戻る儀式が参拝であると。

実際に、神社には鏡が置いてあります。その鏡を見て、自分が生まれてくる前までは神であったことを思い出すこと。そして今も神であることを認識する場所、それが神社です。

自分が神であることを思い出すさまざまなこと

神社以外にも、自分が神であることを思い出すシーンはたくさんあります。

例えば、ツイタチという言葉。

毎月の月初めのことをイメージする方も多いと思いますが、実は正式には新月の1にちめが一日。

そして、この「ツイタチ」には意味があります。神様を数える単位は「ハシラ(柱)」です。この神様と自分の身柱を対に立てることから、ツイタチと呼ばれるようになりました。

言うなれば、見えない創造主としての自分と現実世界の自分を対に立てることで、実はその陰陽統合をおこなっているのかもしれません。

見えない世界を切り捨てて、現実世界だけで生きていると錯覚している人にとっては、眉唾のような話かもしれませんが、実は目に見えている自分の他にもう一人の自分がいあるのです。それこそが創造主として見えない世界をコントロールしている自分。

その自分とムスビを起こすことで、自分の世界を自分でコントロールできるようになるのかもしれません。

他にも、玄関は現実世界と見えない世界の境目で、自宅は神々の場所だという考え方。だから妻のことをかみさんと呼んだりするのだとか。他にも日本にはいわゆる神道の考え方やシステムが浸透していて、探してみると面白い発見があるかもしれません。