強くなりたい!

誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

でも、実は強くなりたいと思えば思うほど弱くなってしまうのです。

強くなるな、弱くなれ

特に男性は人より強くなりたいと思いやすい生き物なのかもしれません。

レノンリー老師も強くなろうとしていた時代があると。

そんな時にレノンリー老師は師匠からこんなことを言われたのだとか。

強くなろうとするのは自分が弱いと思っているからであって、我々はすでに強い。だから強くなる必要はない。

むしろ弱くなること。

強くなろうとすればするほど弱くなるのだ、と。

強くなりたい!

と思えば思うほど弱くなるのだと。

◯◯したいという願望は、今がそうでないという認識を強めるということ。だから、〇〇したいではなく、もう〇〇なのだということを認識するということ。

弱くなるということ

弱くなるということは、相手を知ることにつながります。

弱くなればなるほど、相手のちょっとした力みや質感、感情なども読み取れるようになります。

例えば、筋骨隆々の格闘家が、小さな年配の武術家に投げ飛ばされたりするシーンを見たことがある方は、正にあれです。

相手より強くなろうと、筋肉やパワーを身につければつけるほど、本質から遠ざかっていく。

お金や権力を持っても、お金に縛られない、権力に屈しない、そんな志に生きる人をコントロールできないのは、そういうことです。

弱さとは究極の強さにつながります。

相手より弱くなること。どんどん弱くなることで、全てを感じられる、そんなあり方が磨かれていきます。