毎年、夏になると盛んに行われる祭り。
マツリ
マを吊り上げ、神と人とコネクトし一体になるための行事。
今回は神とのコネクトについて深掘りしていきます。
神とのコネクト
人と神が分離すると世の中に大きな分離感が生まれていきます。
本来は人も神も同列、人はみな神であったのです。しかし、神を外側に置き、偶像崇拝などが始まり、神が人の外に出て行ってしまったのです。
そのことで、自分の人生を自分でコントロール出来なくなる反面、他人は容易くコントロールできる様になりました。
神の力です。
本来は神人合一。
神も人も一体だったのです。
それを思い出すための行事が祭りなのかもしれません。
武学體術におけるマツリの稽古
神道でいえば、八百万の神々、全てのものが神であるという発想ですから、目の前にいる人も神だし自分も神です。
そんな神々の間で稽古をする時に、相手との間に分離感があるとその時点で太極ワンネスからズレていきます。
全ての調和を体現するという神の御技から大きく外れてしまいます。
そこで、マツリという状態を体現します。
それは祭りと同様に相手との「マ」を吊り上げてキープした状態を体現することです。
武学體術における「ミソギ」をすると「ムスビ」が起こるのでその状態を動いても切れない様にするのが「マツリ」です。
相手との間で調和の取れた世界を創造し、それをキープすること。
それがマツリです。
そこにイノリが乗ると実体化「ミノリ」が起こります。
神とのコネクトを体現し、より面白い世界を創造するための稽古法が武学體術の五行練功というシステムです。