マッサージというと、相手の凝りをほぐすために揉んだり、さすったりというイメージがあるのではないでしょうか?
しかし、ここでご紹介するのは「非常識な」マッサージ方法です。
非常識なマッサージ方法
これは普通の人では考えられないかもしれませんが、武術のマッサージ方法は「殴る」です。
相手に打撃を加えることで緩めていきます。
重要なのは打撃を加える人が、相手を癒す意識を持つこと。
そして、打撃を受ける方もそのエネルギーで自分をより緩める意識があると完璧です。
特に打撃はエネルギー量が多いのでうまくコントロールできると癒しも早くなります。
しかし、そもそも打撃が癒しになるというのは一体どうしてなのでしょうか?
打撃がマッサージになる
そもそも、殴ることは悪いこと、バイオレンスなことというイメージが非常に強いです。
それは、テレビや映画において、相手を攻撃する際の方法として「殴る」という行為が頻繁に用いられてきたからではないでしょうか?
殴るという行為自体に、「相手に危害を加える」「怒りを込める」という意識の面の要素も付加されているので、「殴る」=「相手を傷つける」=「悪いこと」という認識になるのです。
しかし、その意識面を分離させて、殴ることと悪意を切り離してみるとどうでしょう?
殴るという行為がすごくニュートラルな行動のように思えるのではないでしょうか?
そして、殴るという行為に「相手を癒す」という善悪で言えば「善意」を付随すれば、殴るという行為が癒しの行動、マッサージにもなるのです。