強くならないのが最強?
弱くなればなるほど強くなる・・・
そんな世界観があります。
それが武術の世界です。
相手より弱くなる
格闘技をやってたり、武道や護身術などをやってると、どうしても「相手より強く」というのが動きの前提になってきたりします。
相手より強いパンチ、相手より速く、相手より上手く・・・
しかし、その相手とは・・・
自分が思い込んで都合の良い相手像を作っていないでしょうか?
そうなると、「想定外」が生まれやすくなります。
武術は相手より弱くなる傾向。
相手より強くなれば、相手を察知することはできなくなります。
ですので、まずは相手を知るために、相手より弱くなります。相手が弱ければ、それより弱くなります。
そうしないと、「死ぬ」可能性が高くなるからです。
なるべく出力を減らして、相手を知ることに全神経を研ぎ澄ませる。
それが武術の基本コンセプトです。
ゼロ=無限大
どんどん小さくなっていくと、そこには別の世界が存在します。
それがゼロ=無限大の世界観。
強くなろうとして、お金や地位や名声を抱え込んでも、そこには「限界」があります。
格闘技であれば、筋力は30代くらいから落ち始めるだろうし、栄枯盛衰、栄えるものは衰える・・・
しかし、弱くなり、何も持たず、執着を全て手放すと、純粋な0に近づいていきます。
自分が何者なのか・・・
何を成し遂げたら死ねるのか・・・
そう言った「本質」だけが残るのです。
そうすると、今ある全てのものに感謝することができます。
ゼロ化することで、「ある」ものに感謝できる。
究極のゼロに達すると、全てであることに氣付き、、、
それこそが、全てであり、無限大の可能性なのです。
つまりゼロ=無限大。
ゼロに近づくと、無限大の可能性を・・・要は、全てを手に入れることができるのです。