中極武術・・・
中国武術ではなくて、中極武術。
聞きなれない言葉かもしれませんが、我々酔八仙之術のメンバーがやっているのはまさに中を極める中極武術です。
中極武術とは
中とは右でも左でもない真ん中。
真ん中とは曖昧で、抽象的でふわふわしていて、あるようで、ない。
仏教で言えば「空(くう)」のようなイメージ。
あるようでない、ないようである。
そんな「中」というのは相対的なものであるが故に、一人で証明することは困難です。
相手との相対関係の中で体現するもので在り、中極武術とはまさにそういった相対関係の中で「中」を極めていくという意味なのです。
酔八仙之術では、8人の仙人の術理を通じて、この中を極めていく果てしなく長い旅路。
しかし、実はこの道のりが人生の目的であり、魂の目的に通じるので本質的な価値のあることなのかもしれません。
中を極める
中というのは非常に深くて重要な概念。
武術ではニュートラルと表現したりしますし、儒教では中庸と表現したり、中というのは昔から重要視されてきたことが伺えます。
それを宗教や哲学では思考ベースで理解しようとするので、非常に難しく感じられてしまうのですが、武学体術では身体を使って体現しながらその感覚を深めていくので、非常に正確であり、必ずその正しさを証明することができます。
これは最も特筆するべき点であり、まさに中を極める中極を科学していると言えます。
科学というのはその再現性や普遍性、客観性をもつものであり、中を再現することに客観的な根拠と普遍的な見解をもたらします。
身体を使うことで、中極を証明し、そのまたむこうにある太極も証明できることになります。