「あ!分かった!」
そうやって思った瞬間にどんどん「分からなくなってる」としたら?
そんな禅問答のような命題についてレノンリー老師が解説してくれました。
分かるとは分離させて理解しようとする行為
武學体術で悟りの状態は基本的なことで、5分もあれば悟りが開けるようになります。
その悟りの状態を使ってより面白い世界を創っていこうというのが武學を後世に繋いでくれているレノンリー老師の意図です。
そんな悟りの状態とは、「わたしが全てであり、全てが私である」という究極の状態であり、ワンネス、太極、サムシンググレートを体現できた状態です。
その点、何かが「分かった」というのは今までの自分の経験値や思考の枠に当てはめて理解しようとする行為であり、「分かった」ということは、今までの自分の枠の中に入ってしまったということ。
言い換えれば、自分の外側に答えを見出そうとする行為とは真逆の行動です。
分からないが正解
もし自分の志を成就させたり、より面白い世界を創ろうとした時に、今までの自分の経験や学びの範囲では答えが出なかったりします。
そんな状態で「分かった」としても、恐らく本質的な答えからは遠ざかっています。
それよりも、「分からない」状態が正解かもしれません。
分からない、でもこっちの方が正しい氣がする。
そんな直感が働くと、実はそっちの方が正解であるというケースが多々あります。
分かるとは全体情報から分離させる行為。
分からないとは全体情報から分離することをやめて、全体情報を全部ありのままに受け取るということです。
これが「分からない」の本質であり、悟りの状態を体現した言葉と言えます。
分かることよりも「できている」ことを重視する、武學體術の稽古システムを使えば「分からないけどできてる」ことを何度も体験できるので、徐々にそっちがコンフォートになってきます!