どんなに素晴らしいものを学んでも、その学びが全く活かされなかったら・・・
どんなに素晴らしい本を読んでも、その本を読んだ人が何もしなかったら・・・
それは何も変化を生み出しません。
人生は取り組みという実体化作業によって、具体的な変化をもたらされた時に良くなっていくものです。
人生は取り組み方が全て
物事に熱心に取り組む人がいます。それは見ていても刺激を受けるような取り組み方です。
その人が取り組んでいるものが、どんどん素晴らしくなっていく。
一方でせっかく素晴らしいものを学んでも、適当に取り組んで途中でやめて行ってしまう人も居ます。
その場合、その学んだ対象の価値を下げることに繋がりかねません。
取り組み方によって、そのものを素晴らしいものにも、くだらないものにもできてしまうのです。
この世界は自分の観ているものが真実ですから、取り組み方によって生み出されるその人の世界だけが真実です。
素晴らしい取り組みで、素晴らしい世界を創造しているなら、それは素晴らしいことです。人生において取り組み方が全てなのです。
日常どう取り組むのか
よくセミナーなどで学びを得ても、その場だけ「すごいこと学んだ」と感じて、日常で何もしないで忘れていってまた普段の日常に戻るということはよくあることです。
しかし冷静に考えた時に、メインとなるのは日常なはずです。
その日常においてどれだけ使えたか、使うために練習したり、体得したりどう取り組んだのか、の方が重要なはずです。
そうやって日常取り組むことができれば、その取り組み方によって素晴らしいものが得られるはずです。
武学体術はまさにそのように取り組みを大切にしています。
武学は人生そのもの。
ちゃんと武学に取り組めば人生も素晴らしいものになる。
適当に武学に取り組めば、人生も適当なものになる。
ごくごく当たり前のことですが、素晴らしく本質的な真理かもしれません。