太極拳には太極十要というものがあります。
太極拳をする上で最も重要な10の要素です。
ここでは1つ1つ細かくは見ていきませんが、重要なポイントをまとめてみます。
太極拳とは太極の状態での拳
太極拳とは文字の通り太極の拳です。
つまりどうゆうことをやるのか、ではなくて、その在り方が重要になります。
つまり自分の状態が太極の状態か否かです。
太極の状態とはワンネス。全てがわたしであり、わたしが全てであるという状態です。
それは対人で検証すれば一目瞭然。
実験相手の腕などを掴み、相手とムスビが起こり簡単にコントロールされてしまうような状態。
この状態でやるのが太極拳です。
それは言い方を変えれば心意體統一の状態と言えます。
心意體統一を体現する太極十要
太極十要を使って自分をゼロの状態にセッティングする。それが基礎となり、動き全てにゼロが宿るようになります。
しかし、それが乱れていると相手と分離する状態。
それは心意體の3要素で見ていけます。
まずは心と意識。それはゼロの状態ならフラットなはずです。
しかし目に見えないものを目に見えない状態で扱うのは危険です。
そこでポイントになるのが身体の状態です。太極十要を使って身体の状態をゼロの状態にセッティングすることで自ずと心や意識の状態もゼロの状態に近づいていきます。