弟子が師匠を選ぶことは事実上、不可能・・・
そう言うのは武術の達人であるレノンリー 老師です。
これはレノンリー 老師ご自身が経験してきたことに基づく実感であり、おそらく事実です。
弟子が師匠を選べない理由
弟子が師匠を選べないと言うのは、師匠が本物であるかどうかを見抜くことができないと言うことです。
それは弟子の知識量が師匠より圧倒的に少ない場合は特に顕著です。
弟子は自分の経験や知識の枠の中でしか物事を理解できないので、その外にいるであろう師匠のすごさを正確に測定することは不可能です。
これは、人間がAIのシンギュラリティを測定できないのと同じ理屈です。
その人が想像しうるはるか外側で起こっている事象であり、想像の域を超えてしまっていると言うことです。
そういった点で、本当の意味で選ぶことは不可能なのです。
しかし、「この人を師匠とする」と自分で決めることはできますから、自分が誠実に実直に行動する覚悟とともに師匠につくことはできます。
そうやって自ら決めて、その師匠を本物にしていくことは主体的にできるのです。
武術の師匠の見分け方
では、どの師匠に弟子入りするのか決める際の重要なポイントはなんでしょう。
それは、武術の本質を理解しているかどうかです。
武術は常に進化していきます。
進化させること、自分だけの武術を体現することをしっかりと明示している師匠を選ぶことが重要です。
自分のやり方を押し付けてきたり、決まった型を繰り返したりするのは、そこには進化が生まれづらいので本質からずれている可能性があります。
ですので、武術の進化を本氣で体現している師匠を探すことが重要になります。
レノンリー 老師は進化の本質を探究している素晴らしい武術家であり、自分はレノンリー 老師を勝手に師匠だと思い稽古させてもらってます。
素晴らしい師匠に出会えるかどうか、それが武術上達の鍵を握ります。