武学の三大学育。
- 自学自育(自学自習)
- 教学共育
- 相乗創育
これらをしっかりと実践していくことで、より良い人生、より面白い世界を創造するために必須です。
今回はこの三大学育の中でも自学自育(見取り稽古)の重要性について触れていきます。
武術の世界における見取り稽古の重要性
武術の達人、レノンリー老師は武術の世界の厳しさをことあるごとに説いてくれます。
ご自身が稽古を始めたときには、毎回の稽古の時にやったことを次までにしっかりと身につけていないと、先生に何も教えてもらえなくなると。
1言われたら最低10やるぐらいの実戦力。
それぐらいやることで、どんどん体得していく体質になる。
1言われて1やるぐらいではだめ。
圧倒的な行動力で身につけていく。
そして体現レベルを高めることで、師匠から直伝での稽古をつけてもらえる。
そのためにはまずは見取り稽古。
いわゆる自学自習。
言われずとも真似してやるぐらいの意氣込み。
そのレベルでも基礎稽古から解放されたのは3年後だと言います・・・
マインドセットの重要性
そもそも3年も続けることができるでしょうか?
しかも、3年で次に行けるという確証もありません。
そんな中で継続することができることこそ、才能なのかもしれません。
武学の中には次のような言葉があります。
禮に始まり、禮に終わる
太志と感謝に勝る戦略なし
情熱の継続に優る才能なし
禮で和する志を全世界に成就します
まさに情熱を継続させるという主体性とその熱量こそ、才能に値します。
もし、自分には才能がないと思ったら、真っ先に「情熱を継続させられる才能」のことなのかチェックしたいところです。
情熱を継続させ、しっかりと見取り稽古を継続する中で、取り組み力が実力として昇華される瞬間が必ずやってきます。