人間は常に何かに依存して生きています。

食べ物も飲み水も衣食住ほぼ全て依存しているのが現状です。

武術の基礎はこの依存から脱却するところから始まります。

武術の基礎はサバイバル

武術の本当の基礎は、主体自律に立ち戻るため、サバイバル技術を体得することから始まります。

サバイバルとは、自らの命をコントロールするということ。

自分の命を自分でコントロールできるようになることで、本質的な意味で他者への依存がなくなります。

そのことで、いかに日常で他者に依存しているのかを痛感することになるのです。

そういった依存する相手がいなくなっても生きていける自分創りから始まるのです。

サバイバルとエネルギーコントロール

サバイバルの基礎は72時間で自らが「死なない」ための最低限の準備をするところから入ります。

具体的には、黒曜石に似た石を探して木の皮を剥いで、それでヒモを作ります。

そのヒモで火を起こし、水を確保するところから始まります。

そして、寒さを凌げる場所の確保、寝床の確保などやっていくのです。

これは自らの命を自らでコントロールすること。

この時点で、金や権力など、普段何氣なくコントロールされているエネルギーから脱却することになります。

つまり、支配から始めて脱出して、自らで自らの人生を創造するという系に入るわけです。

この瞬間に100%自律した一個人となるのです。