太極拳とは身体を液体のように使うことで波動をベースに動いていきます。
つまり、身体の緊張や弛緩を自在に使えるようにならないとそれは体現できません。
そのためのベースが太極十要です。
身体を水にする
もともと身体には多くの水分があります。一説によると70%近くが水分でできていると。
それはまさにこの地球の表面と同じような構成要素の割合。
地球と一体になる。そして宇宙と一体になる。そんなイメージでしょうか。
身体を水のようにすることで、太極拳のベースができあがります。
水のように波打ち、時にはさざなみ、時には大波。
そのベースをつくるのが太極十要です。
太極十要で身体の基礎をつくる
武術はまずは身体づくりから。
身体ができていないのに技ばかり学んでとへたくそが上手くなるだけです。
身体づくりと言っても筋トレなどするわけではなく、身体を1つに統合していくことを修練します。
身体のまとまり感とは、全体に分離がない状態です。
言い換えれば、特定の場所に緊張がなかったりしていない状態です。
それを体得するために役立つのが太極十要です。