武学體術には基本的な稽古システムが存在します。
それは達人たちが無意識でやっていることを誰でも取り組みやすくするためにレノンリー老師が開発した考え方です。
それが五行錬功というシステムです。
ゼロを深めていくための5ステップ
武学體術は相手よりも弱くなるというコンセプトがあります。
相手よりも弱くなることで相手をコントロールするが方ですから、相手が弱ければ弱いほど自分が試されます。
相手より弱くなることを「ゼロ化」と言いますが、究極のゼロは=無限大♾を意味します。
ゼロに戻り全てであったところに戻ると全てが自らの創造するところにおけます。
そうやって「弱さ」を体現していきます。
そのための方法が五行錬功であり、5ステップを使って自身のゼロを磨いていきます。
ゼロセンスを磨く
ゼロになるというのは、自然体に戻るという感覚。
自分自身のゼロを磨くことで調和する感覚が思い出されていきます。
自然とは調和するものであり、他者との分離という幻想から大調和の基本セッティングに戻っていきます。
ゼロ化を磨く五行錬功システムは、まずは禮に始まります。
その禮によって自身をミソギ、次に禪によって、ミソギをキープしてムスビを起こします。
次に型で動きながらゼロをキープしてマツリ、錬によって対人の相対関係においてゼロをキープしてイノリを起こします。
そして、劔によって武器やモノにもゼロを伝播してミノリ実体化させることで、また禮に戻ってきます。
これが「禮に始まり、禮に終わる」という五行錬功の仕組みです。