正体礼法において重要になる七要いわゆる7つの秘伝。
武学の稽古システムの中で最も重要になると言っても過言ではない7つの要素ですが、1人で整えようとするのは危険なのでやめた方が良いです。
なぜなら、正しさを証明できないからです。
今回は中級者むけの七要チェックの方法を深堀していきます。
自分の正しさを相手を通して証明することの大切さ
この世の争いは全て「思考」が原因で起こっています。
自分の正しさを主張するから起こるのです。
だから武学では自分の正しさを主張するのはやめて、相手を通して証明することを提案しています。
相手との共同宇宙において、お互いが「正しさ」を認識できるように体現することを重視しいています。
具体的には相手とのコミュニケーションの中で、相手の身体を通じて「正しさ」を体現するということです。
そうすることで、その「正しさ」は2人で創り上げたという事実が生まれます。
自分がつくったものなので、お互い否定ができません。そうやって正しさを2人で創り上げるのが武學の稽古システムです。
七要チェックのやり方(中級者向け)
通常の初級者向けの、七要チェックであれば、まずは頸椎はフィンガーリングチェックという方法を使って、親指と他の指をい輪っかにしてチェックしますが、中級者むけは側推法(そくすいほう)を使って行います。
全てを側推で行いますので、非常に簡単ですが難しいです。
なぜなら、側推位置から全ての骨へ「ズレてないか」の意識を送ることになるからです。
例えば、爪先。側推によって爪先がズレていないかを確認すること。
頸椎も、胸椎も、仙骨も、指先も、全て側推で行います。
そのことで相手の接触面から相手の内部のリサーチを手だけで行えるようになります。
特にチェック法だと、チェックされる側が重要だと思われがちですが、チェックする方の重要度が高いです。
どっちの稽古かといえば、むしろチェックする側の稽古であると言っても過言ではないでしょう。
あとは動画をチェックの上、各稽古会で練り込んでみて下さい。